シリアの世界遺産を訪ねて

アンマン旅行記

みーままさんの旅行記

テーマ:世界遺産・遺跡・秘境

旅行記タイトル:シリアの世界遺産を訪ねて

旅行期間:2006/04/19〜2006/04/22

旅行記の内容:1日目   アンマンからバスでダマスカス・・・ダマスカスからバスでパルミラ
                          パルミラ泊
2日目   パルミラからチャータータクシーでクラック・デ・シュバリヱ
      ハマ・・・アレッポ           アレッポ泊
3日目   アレッポからバスでダマスカス      ダマスカス泊

4日目   ダマスカスからチャータータクシーでボスラ・・・アンマン

チット強行軍でしたが4日間でシリア国内の世界遺産、パルミラ、アレッポ、
ダマスカス、ボスラと見て廻りました。


写真:1日目   アンマンからバスでダマスカス・・・ダマスカスからバスでパルミラ
                          パルミラ泊
2日目   パルミラからチャータータクシーでクラック・デ・シュバリヱ
      ハマ・・・アレッポ           アレッポ泊
3日目   アレッポからバスでダマスカス      ダマスカス泊

4日目   ダマスカスからチャータータクシーでボスラ・・・アンマン

チット強行軍でしたが4日間でシリア国内の世界遺産、パルミラ、アレッポ、
ダマスカス、ボスラと見て廻りました。


アンマンからパルミラへ 
   アンマンからZETTバスにて4時間半かけてダマスカスまで行き
   ダマスカスからまたまたバスで3時間半砂漠の中を走り砂漠の中の
オアシスに出来た町パルミラに着きました。

   バスの中は満員(満員になるとバスが出ます)で、ミネラルウオーターと飴の
   サービスが有り、途中ではトイレ休憩もアイスクリームを車内で販売したり
   します。
乗っている時間が長い割には退屈しなかった。

パルミラ
 ダマスカスから北東約320キロ砂漠の中にパルミラ遺跡群は姿を表す。
現地人や
アラブ諸国ではタドモールと呼ばれている。
入り口の岩山の上にアラブ城塞が有り、その周りに墓の谷がありエラベール家の塔墓など墓群に囲まれ、パルミラ遺跡群、ベル神殿が有り、パルミラの街がある。

パルミラのバス停は日本で言うドライブインの様な所である。
ダマスカスからデリソール行き等が経由して行くので降りる人も少ない。
バスを降りると日本語で「すずき・たかちです。
日本人・・」と聞き、「ホテルは予約して有るか?」と日本語で聞いてくる。
名物タクシードライバーの様だ。
2日間パルミラを案内してもらったが時間もキチンと守って親切だった。
でもタクシーは今にもエンコしそうな車だ



アラブ城砦
 パルミラの入り口砂漠の中にある150メートル程の岩山に建つ城砦。
今にも崩れそうには見えるが土台がシッカリとしていて、あちらこちらを修復していうところ。
此処からは遺跡群、沢山の椰子で覆われるオワシス、墓の谷と砂漠の山々、街並みが全部眺められ、絵葉書を見ている様な素晴らしい眺めだ。

墓の谷に有るエラベール家の墓塔。
エラベール家はパルミラ遺跡群の中でもナポ神殿建立の時には莫大な資金協力をしたと言われている。

墓の中の一つ三兄弟の地下墓室に刻まれた彫刻

朝6:00アラブ城砦から見る朝日・・ユックリと東の空を染め、薄暗い街を徐々にオレンジ色に染って行った。

ベル神殿
 1世紀?2世紀にかけて建設されたのもで、主神ベル、太陽神ヤヒホール、月神アクリホールの3神に捧げられた本殿、それを囲む柱廊、犠牲祭壇、宴会等が行われた催事場からなっていた。

ベル神殿はつい最近までべドインが生活をしていた。

此処は犠牲祭のときなどの祭事場となったようだ

ベル神殿内部の柱廊。
柱冠にはしっかりとした彫刻が施されている

パルミラ遺跡群
記念門からは列柱道路が続き、浴場、住宅地帯、取引所、ナポ神殿や円形劇場などが続く円形劇場では毎年春にパルミラフェスバルが行われていると言う

4本の石柱によって構成される四面門、夕方夕陽を受け、ライトアップにもよりレンガ色に成って昼間とは違った趣が有り美しい。
四面門の東側にはパルーシャミン神殿が有る。
 雨をもたらす豊穣の神パルーシャミンに捧げられた神殿。

上下水道が完備されていて、至る所に水を供給し、汚水を処理していた施設が、其処此処に見られる。
古代人の建設力の高さに関心させられ感動をした!

列柱道路からパルーシャミン神殿を見て遠くにアラブ城が望める

沈み行くアラブの夕陽・・・屈強な男達でもセンチメンタルに成ってしまうのでないかな????と思われる、砂漠の果てに沈み行く太陽・・・現在PM7:30

夕陽をバックに”suzuki takach”ドライバーと記念写真

パルミラは観光地だけあって、大人も子供も商魂たくましい。
変な日本語を使い(例えば、もーかりまっか!ボチボチデナ!とかアホーの坂田やねん)近寄ってくる。
日本人観光客が教えたのだろうか日本人観光客のマナーの悪さも感じ、恥ずかしさを感じた。

断っても、断って着いて来る。
特に子供には注意が必要で買わないと、石を投げる真似をしたりする。
強引だがラクダ乗り体験等も出来る。


パルミラ博物館の中に飾られている彫刻。
写真は撮ってはいけないことに成っているが、ガイドも職員も人の居ないのを見計らって「ホト!OK、OK]と言ってくる。
しかし撮った後は勿論”チップ”の要求がある。

クラック・デ・シュバリヱ
 パルミラからチャータータクシーでホムスと地中海 沿岸地方との中間ある十字軍が残し     
 た城、クラック・デ・シュバリヱを訪ねた。

 切り立った急勾配の丘の上に建つ此の城は、季節が ら緑に映えて二重に防砦がなされた此の城は保存状 態もよく、バランスの取れた空にそびえる・・・と 言ったような感じで
 その美しさは何ともいえない。

ヨーロッパ風の建築の中にイスラムの内装が施されたりして何とも時代の不思議さを感じる。
外見も美しいが内装も美しく興味をそそられる城だ。

アーチ天井のホールなどにはそれぞれの文化が残されており、そのアーチの美しさに魅了されてしまった。


ハマ
  1982年イスラム同胞団とシリア政府との対立が有りシリア政府軍の攻撃などにより、一万数千人の人が犠牲に成ったと言われる事件があった。
シリア人同志の感情的なものは無いでもないが、町中は緑が多く、大きな水車が今でも軋み音をあげて回っており、居たって平穏であった。

  保守的である。
と言われて居る割には行き交う人々は、いったって現代的で明るい。

アレッポ
  町全体が世界遺産に登録されている町
  アレッポ石鹸を売っている町
  アレッポはダマスカスに次いでシリアの第二の都市である。
しかし現代に至るまでに
  には、ギリシャ人、ローマ人、ペルシャ人、ビザンチン軍、十字軍、モンゴル人の襲来などが有ったり、インドとの交易の中継地点だったり、中・近世にはヨーロッパから商人が住み着いたりし発展と衰退を繰り返した町で、古代アレッポはで独特の雰囲気をかもし出している。
しかし新市街地はいったって近代的で有り、整備された公園や高層ビルやヨーロッパ風の住宅が立ち並ぶなど多様な面を持ち、古代と近代が競演  
  する町でもある。

3日目 アレッポ城
  迷路の様な暗いスークを抜けていくと坂道になり、周りに沢山の土産物屋が並び、  さながら日本の門前通りと言った様な所を行くと、目の前に深い堀を持つ石の城が目に飛び込んでくる。
これが22mの深さの堀を持ち、2、5kmの広さを持つアレッポ城
  紀元前10世紀には天然の丘を利用したネオ・ヒッタイト人の神殿だった。
十字軍、モンゴル軍、テイムール朝の攻撃や侵略に耐えて城は今の形に完成して行ったと言われている。


城の入り口の大きな門は16世紀に造られたのもだが、かみそり一枚も入らないほども石組みがなされ、真っ直ぐにそびえ立つ姿は均整がとれ荘厳な美しさである。

 スークで売っているアレッポ石鹸
   アレッポ石鹸は回りは粘土の様な感じがし形は洗濯石鹸の様に大きい。
しかし中を
割ってみたり、使っていくと中は綺麗なグリーンで世界でも名高いオリーブ石鹸。
使い心は、ソフトで刺激も無く、においも無く使った後も心なしかシットリとしていて顔を洗っても何の問題も無い。
一個いくら・・・と売っているのではなく、キロ単位で売っている。
日本では高いがアレッポでは高い物ではない。


オスマントルコ時代に建てられたアレッポ中心部に有る時計台。

此の回りには安宿や、安い食堂などが有り、アレッポ石鹸等を売る店、アラブの食材等を売る店がひしめきあっている。

午前中アレッポ市内を見て回り、アレッポ13時発ダマスカス行きの特急バスに乗り
ダマスカスに向かった。
途中のドライブインでトイレット休憩が有り、お茶のサービス付き。
4時間半ほどの快適なバスの旅。
バスはダマスカス中心部から大分離れたバス停に着くがタクシーが待っている。


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